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サンデーサイレンスの最高傑作と言えばディープインパクトでしょうが、サイレンススズカも負けていないと思います。大差&レコード勝ちの金鯱賞・豪華メンバーの中での逃げ切り宝塚記念・グラスワンダー&エルコンドルパサーとの一期一会の戦い毎日王冠そして悲劇の天皇賞(秋)どれもが衝撃のレースです。DVDを買ってでも見る価値はあると思います。個人的には毎日王冠勝利後のアナウンサーの「どこまで行っても逃げてやる」も入れて欲しがった・・・・

まだ競馬に興味を持ちはじめて最初の頃、周りが『サイレンススズカは名馬だった』とあまりにも言うので見てみました。最初のシーンで衝撃を受けたものの(泣いてしまいました)、途中からはサイレンススズカのぶっ飛ばしてゆく姿に魅せられていました。そして天皇賞・秋に散ってしまった…これほどの名馬を予後不良で失うのは辛すぎます。獣医学の進歩を望んでしまいます…。彼の子供が見てみたかった…

サイレンススズカを一言で言い表すならばまさに『笑撃の馬』。『衝撃の馬』ディープインパクトとは正反対の競馬スタイル、そして馬生を歩んだ馬でしたがその衝撃はディープ以上であると保証します。サンデーサイレンスが生んだもう一つの最高傑作の短すぎるその生涯をぜひご覧ください。

サンデーサイレンスというよりサラブレッドの最高傑作と言っても過言ではない馬。何処を探したって1000mを57秒台で通過して平気な馬はいない。しかもあの当時の芝と今の芝の差を考えればなお更だ。それを平気で成し遂げるのだからこの馬はホントに奇跡の名馬だ。

馬体も450キロ弱。
性格は、まるで犬のよう。
美しい栗毛。

弥生賞のゲートくぐりや、抑えたときの、かかりっぷりから
気性が悪いというイメージがあるかもしれませんが
「気性」という点では良いと考えられます。
最後の天皇賞で大勢の観客の目の前は悠々と本馬場入場できる姿に
金鯱賞で４コーナーでもう拍手喝采、ゴールでは競馬場に笑いという
この馬のパフォーマンスに
最高のヤツだ、という言葉がこぼれてしまいました・・・。